蚤のサーカス
蚤のサーカス
蚤(ノミ)は後ろ足が発達していて、自分の体長の約60倍〜100倍の距離を飛躍する事ができます。
17世紀頃のフランスでは、その脚力を利用して、蚤におもちゃを引かせたり、ボールを蹴らせたりなどの曲芸が、サーカスの場で脚光を浴びていました。
跳べなくなった蚤
しかし、これほどの脚力を持つ蚤の管理はとても大変でした。
そこでサーカス団員は蚤を瓶の中に数日間閉じ込めました。
すると数日後どうなったと思いますか?
自分の体長の60倍〜100倍の跳躍が可能だった蚤が、瓶の蓋の高さまでしか飛べなくなってしまったのです。
その理由は瓶の蓋にぶつかり、地上に落とされる度に、「自分はここまでしか跳べない」と、自分で認識してしまったからです。
俺はこれと同じ事が、人間社会でも起っていると思います。
「お前にはできない」「お前には無理だ」などの言葉で自分の可能性を否定された人間は、
よっぽどの人間でない限りは、その言葉を受け入れ、「自分にはできない」と認識し、あろうことか本当にできなくなってしまう。
幸いにも俺には「ほくとなら出来る」「期待してる」そう言ってくれる両親や友達が周りに沢山いた。
俺が生まれながらに神様から与えられた才能は、家庭環境と友人関係だと思う。
俺自身に付与された才能では無いけど、どでかいものをプレゼントしてくれたと思っている。
神様サンキュうううううううううう!!
蚤の復活
跳べなくなった蚤の跳躍力を元に戻す方法は存在する。
蚤の跳躍力を元に戻す方法は、
- 通常通りの跳躍を見せる蚤の跳躍を見せつける。
- 蚤の足元を火で炙り、跳ばざる得ない状況を作り出す。
の2つです。
要は
- 成功例を見せつけ出来ると認識させる。
- 生きるか死ぬかの火事場を作り出す。
です。
これは人間にも当てはまると思います。
人間はリアルな死の局面に遭遇することで、自分の力以上のものを発揮すると言われています。
あのスティーブ・ジョブズも膵臓癌で3か月〜6か月の余命宣告された後に、奇跡的な回復を果たし、51歳でiPhoneを発表している。
「お前の根拠のない自信はどこから来ているのか?」
「その行動力は何が原動力となっているのか?」
「失敗は怖くないのか?」
俺はそう聞かれる事が多いけど、本を読み自分よりも凄い人達の存在を知ったお陰で、成功者と言われている人達も最初は何者でもなく、0から成功を果たした人だという事がわかった。
その結果、「同じ人間なんだし俺にも出来る」と認識するようになっていった。
まさしく蚤と同じように、成功例を見せつけられ、「自分にも出来る」と認識させられたのだ。
蚤と人間の違い
人間は賢くなり過ぎたせいで、「自分と彼らは同じ人間ではない」と認識してしまうが、
蚤と同じように素直な気持ちで「俺にだって出来る」と思う事が大事だと思う。
大半の人は成功者と自分を比較して、彼らと自分は違う人間だと思いがちだけど、そんな事はない。
自分の現状と、成功者の現状を比べて、悲壮感を感じるのは、無知の現れだ。
彼らの過去を知らず、苦労した時期や挫折した時期を知らないだけ。
彼らの努力や困難に立ち向かう姿勢を、「天才」や「才能」と言う言葉で片付けてしまうのは、非常に失礼な事だと思う。
蚤は体長の60倍〜100倍の跳躍を見せるが、人間はそれ以上に跳躍できる。
自分の身長の何千何万倍もの高さまで、飛行機を使って飛ぶことができる。
飛行機など存在しなかった時代に、空を飛べると信じた人がいたお陰で、飛行機という乗り物が生まれ、空を飛べるようになった。
「空など飛べない」そう思ったら本当に飛べないのだ。
だから、意地でも強がりでもなんでもいいから、「俺はできる」そう思う事が大事なんじゃないのかな?
跳び方を見せる蚤に俺はなる
そうは言っても、いきなり「俺にもできる」と思えるようなもんでもないと思うから、
俺がまずは跳んで、みんなに跳び方を見せる蚤になろうと思います。
だってこんな俺でも跳べたら、みんな「俺も跳べるかも!?」って思うだろ??
上江洲星空斗(22)職業ニート。
俺に関わる皆んなが自分の望むところまで跳べるように、これからも頑張りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!