モチベーションの正体

モチベーションの正体

「このカフェで私の顧客を作るのが目標です!!」

モチベーション高く自己紹介していた彼女は、研修三日目を最後にその後研修に姿を現す事はなかった。

 

「高校教師になってサッカーの指導がしたい!!」

と意気込んで大学進学を決めた俺は高校教師になってはいない。

 

モチベーションの高い人間程、その道から逸れた末路を辿る。

これはどの組織でも顕著に見られる光景だ。

 

モチベーションの高い人間よりも、大したモチベーションの持ち合わせていない人間の方がその道で生き残ってる割合が高いのは何故だろうか?

 

ここ最近ずっと考えて、俺が導き出した1つの答えは

 

モチベーションってのは、

その道のキラキラとした部分だけを見て育まれた都合の良いやる気で、

キラキラとした部分に憧れを抱き、自分もそうなりたいと願う。

その浅はかで都合の良いやる気が、現実とのギャップをさらに大きく感じさせ、モチベーションの高い人間を途中下車へと導く。

 

モチベーションの低い人間ってのは、自分好みに歪んだ先入観を持ち合わせていないから、現実と理想のギャップにさほど苦しむ事なく、「まあこんなもんか」と現実を受ける事ができる。

 

↑これがモチベーションの低い人間ほど、その道で生き残っている理由の1つなのではないでしょうか?

 

では、憧れを抱き、夢を抱き、それを叶えたいとモチベーションを高く持った人間が、モチベーション以上に持ち合わせていないといけない物は何でしょうか?

 

それは「覚悟」だと私は思います。

理想と現実のギャップに心が折れてしまわない為には、キラキラとして部分だけではなく、泥臭く地道な積み重ねを受け入れる覚悟が必要だと思います。

 

俺はまだ人生の途中で、理想の自分にはまだ成れていないけど、覚悟を持ち合わせて、これからの人生を歩んでみようと思います。

 

2020.12/15(月)記録