リピンスキー理論
はじめに
最近、自分の人生に対して恐怖や不安を感じる場面が増えた。
4月に入り、周りの友達が新社会人として新たなスタートを切っている。
そんな中、「俺は何をしているんだろう?」「このままで大丈夫なのだろう?」そういった感情が付き纏い始めた。
お金も尽きるから、そろそろお金を稼ぎたい。
でも今の俺には自分の時間を差し出す他に、お金を稼ぐ手段がない。
自分の時間を対価にお金を得るのではなくて、自分の生み出す価値をお金に変換したい。
そう思って、今まで色々なことに挑戦してきたけど、現状今の実力では自分が最も選択したくないお金の稼ぎ方に頼らざる得ないのだ。
就職せずに結局バイトを始める。
そんな自分の現状に対して、悔しさと共に自分に対する疑いの感情が芽生えた。
でも俺は思う。
80点以上を目指すのなら、平均点を下回るリスクが伴うのではないかと。
リピンスキー理論
スケート界で「ミス・パーフェクト」と呼ばれる選手がいた。
世界選手権を5度制覇しているミシェル・クワンだ。
しかし、彼女は一度もオリンピックで金メダルを取れていない。
長野オリンピックでは、首位で迎えたフリーの演技で高得点を叩き出し、1位をキープしていたにも関わらず、2位のリピンスキーが彼女が飛ばなかった難易度の高いジャンプを成功させて、それを上回る点数を叩き出した為、結果は銀メダル。
金メダルを逃した長野オリンピックを含め、オリンピックの舞台では彼女に勝利の女神が微笑むことはなかった。
逆転で金メダルを獲得したリピンスキーがもし、難易度の高いジャンプに挑んだ結果失敗していたら、優勝はおろか表彰台にも上がれてなかったかもしれない。
そのリスクを承知で彼女は挑んだのだ。
その時の不安や恐怖は計り知れない。
しかし彼女は挑んだ。そして成功させた。
この出来事を本で知った時に、上記の仮説は俺の中で理論に変わった。
俺はその理論に、選手の名前をとってリピンスキー理論と名付ける事にした。
恐怖心と不安は隠れGOサイン
皆んなと同じ道を歩む事で平均点以上の人生を送れるかもしれない。
それが悪いことだとも思わない。
だけど俺の選んだ道はそこじゃない。
俺が選んだのは、難易度の高いジャンプ。
それで俺は今、平均点を下回るかもしれないというリスクに怯えている。
ん?ん?ん?
でもそれって俺がリスクを取れてるってことだよね?
そう考えると、なんだかこの恐怖心そのものが、このまま進めという啓司のように思えてきた。
恐怖心や不安は隠れたGOサインなんよきっと。
おわりに
発想の転換という点において、俺はやっぱり天才だった。
恐怖心や不安を味方にできるとか、無敵でしかない。
よーし。まずはバイト探すぞおおおお!!
それでいて、インスタグラムの発信も継続していいく!!
ポジティブなニートって自称してても、恐いもんは恐いし、不安なもんは不安だ。
だけどそういう時は、冷静に自分の気持ちを整理して、その恐怖心や不安の原因を見つけ出し、発想の転換でポジティブな要素に変えていく事が大事だと思うよ!
タラ・リビンスキー。
当時15歳で金メダル。実際にYouTubeで長野オリンピックでの演技を見てみたけど、凄かった(語彙力)。興味ある方は是非見てみて下さい。
最後まで読んでくれてありがとうございました。